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画家は自分の制作過程を公表しようとしません。それはその絵画の制作途中でいかに絵に対して悩んだか
(画家の技量と絵に対する考え方)が明瞭に出てくるからです。でもこの制作過程ほどおもしろいものはありません!
自分でもおもしろいのですから・・・・・・・私はあえて私の美術館へ来てくださる皆さんに制作過程をお見せしたいと思います。
ただし絵画技法における制作方法は企業秘密と致します・・・・???










「あかがねの出ずる処」・F50   連続連続写真はクリックで 拡大出来ます。
O, 最終
制作
画像
過程
説明
2016年 7月30日
創元会のスケッチ研修会で
旧別子山村の鉱山の積み出し口の跡をスケッチに行きました。以前も行き、写真だけはとっておいたのですが、いまいち自分の中で消化できず、今回の見学でようやく描いてみようかな・・・という気持ちのなりました。

2016年 9月 7日
描くことに熱中してしまい、ここまで描いてしまってからのアップとなりました・・・ごめんなさい・・・。
2016年 9月 9日
あまり変わっていないかもしれませんが細部に手を加えていきました。
どこが変わったかな?
2016年 9月13日
平面を描いているため、画面がどうしても単調になってしまいます。これを避けるため描き込みに変化をつけました。
2016年 9月16日
いよいよ終盤にかかりました。この排出口は浸みてくる雨水のために濡れ、コケやシダが生育しています。
 赤く塗った所は、本当は水の通り道であり、コケが生え緑色や黒色が主になっています。しかし、別子銅山の歴史を考えると、どうしても赤く描いてみたかった・・・。日本国民みんなが、明日を夢見て前向きに、銅鉱の溶けた如く、熱く燃え滾った時代であったであろうと想う。日本の源流がこの排出口だったのかもしれない。
2016年 11月7日
平らな壁を描くのは、やはり大変でした。絵を少し湾曲させ下から見上げたようにし、上は中間色を用い距離感を出しました。最終的に赤く滴った跡をあまりリアルにしないこと、立体感を持たせることに気を使い仕上げました。

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